①17世紀、モラヴィア(チェコ)に生まれる
②( 近代教育学 )の父
③「 大教授学 」の扉には「( すべての人 )にすべてのことを教える普遍妥当の技術を示す書」とあり、人類共通の知識体系の確立、万人に共通の教育の必要性を説く。
④簡単いうと、貧富の差、男女の区別、能力の差にかかわらず、あらゆる人にあらゆる事物を教えようとしていた画期的な理想を持つ。
⑤この思想は今日の教育の( 機会均等 )につながる。
⑥彼の思想は汎知学( パンソフィア )といい、神の前ではみな平等であり、すべての人が真理を理解できれば、人間は理性的になり、世界に平和をもたらすとした。
⑦彼は、教育によって民族解放、世界平和を実現しようとしたのである。
⑧「大教授学」には、教育の目的、教育課程、教育方法、学校制度、一斉教授法「感覚から知識へ」「易から難へ」と教育をまとめた。
⑨教育の目的では、3つをあげた。
事物をよく知ること (学識)
道徳を身に付けること(特性)
信仰すること (敬神)
⑩ 学校制度では、
幼児期(6歳まで) 母親学校(母親の膝)
児童期(12歳まで) 母国語学校(各村)
少年期(18歳まで) ラテン語学校(各都市)
青年期(24歳まで) 大学(各王国)
…に設置すべきと主張した。
⑪「大教授学」では、階級差別のない単線型学校を構想した。
⑫教育方法、教授法では( 直観 )教授を重視し、「何びとも単なる( 権威 )によって教えてはならない。すべてを( 感覚 )と理性によって教えよ」と説いた。
⑬「世界図絵」は、「大教授学」を具体化したもの。
⑭「世界図絵」では、世界初の( 絵入り教科書 )を作成。
⑮ ラテン語とドイツ語で書かれ、150もの木版画の絵が書かれている。
⑯ これは当時の印刷技術を駆使して、教科書を大量出版し、教育を広めようとしていたため。
⑰ 「世界図絵」は教育学に長期的な影響を及ぼし、教室での( 視聴覚 )的手法の活用の先駆者となった。
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