小論文 模範解答の書き方1

小論文の型を習得し、95点は獲得しよう

 皆さんは、高校生の時、何部でしたか? 僕は剣道部でした。剣道では小手・面・胴の打ち方に型があります。バスケットボール部では、シュートの仕方に型があるはずです。茶道でも華道でも型があります。つまり、小論文でも型があるのです。まずは、ここで説明する型に沿って書くと、見栄えのする小論文になります。まずは、型を習得しましょう。

 小論文を甘く見てはいけません。ものすごく差がつく科目です。このHPには、27本の小論文がまとめてあります。その27本には共通の型(ルール)があります。これをマスターすれば小論文95点は獲得できます。
 
 大学生の皆さんには、旅行をしたり、英語をマスターしたり、映画をいっぱい観たり、留学したりと、充実した大学生生活を過ごしてほしいです。大学生活は本当にあっという間に終わりますよ。そのためには効果的な勉強が必要です。

 教員採用試験は、筆記試験、集団面接、個人面接、模擬授業、場面指導など多々あり、小論文の勉強は一番最後になってしまう傾向があります。本HPの小論文テーマを実際に書き、模範解答で型を確認する勉強方法をお勧めします。

小論文テーマ 教師のやりがい

   教師のやりがいとは、児童の成長を感じられた時や、心理的成長と社会性を育む大事な時期に人間形成に深く携われることである。教師になった際、2つのことを目指し実践する。

1. 観察力のある教師を目指し、児童との信頼関係を築く

   児童の自己実現のために、どのような力をつけ、成長させたいかを考えるのは教師である。日常の中で言動や行動、人間関係は変化していく。したがってコミュニケーションや表情などから、児童の少しの変化も見逃さないことが大切である。学習ボランティアとして、教育現場で培ったことは観察力である。特別な支援を要する児童や元気のない児童、自分の言葉で表現できない児童などたくさん関わってきた。その児童に合った声の掛け方や支援の仕方があることを学んだ。
   私は、培ってきた観察力をさらに向上させるとともに、日常の教育相談活動を充実させる。そして児童に寄り添う教師になり、信頼関係のある学級経営を目指す。

⒉   チーム学校の一員となり学校教育に貢献する

 校長のリーダーシップの下、学校全体で児童の人間形成に携わる。心理的成長や社会性を育むため社会に開かれた学校として、団結することが必要である。教育実習では、児童の抱える問題や家庭環境を、教師間の情報共有することを学んだ。さらに、深刻な問題においては、関係機関との協力が大切だと知った。
   教師になった際、同僚や上司と積極的にコミュニケーションを取り、学び続ける姿勢を持ち続ける。そしてチーム学校の一員として即戦力となる教師を目指す。
   
    以上の2点を実践し、〇〇市の教員として、やりがいを持ち、未来を生きていく児童を育てていく。児童に寄り添い、毎日笑顔で共に喜びを分かち合える教師になる覚悟である。

<解説> 100点ではないけど、合格の小論文です。

(テーマ)教師のやりがいについて書きなさい。

(序論) 教師のやりがいとは、児童の成長を感じられた時や、心理的成長と社会性を育む大事な時期に人間形成に深く携われることである。教師になった際、2つのことを目指し実践する。
(本論1)
 小見出しをつけること。多くの試験監督は何百枚もの論文を読みます。だらだら書いてはダメ。小見出しで、面接官を引き付ける魅力を出すこと。
1. 観察力のある教師を目指し、児童との信頼関係を築く        
(論)とは理論。
 児童の自己実現のために、どのような力をつけ、成長させたいかを考えるのは教師である。日常の中で言動や行動、人間関係は変化していく。したがってコミュニケーションや表情などから、児童の少しの変化も見逃さないことが大切である。
(例)とは事例。
 学習ボランティアとして、教育現場で培ったことは観察力である。特別な支援を要する児童や元気のない児童、自分の言葉で表現できない児童などたくさん関わってきた。その児童に合った声の掛け方や支援の仕方があることを学んだ。
(策)とは教師になった時にしたいこと。
 私は、培ってきた観察力をさらに向上させるとともに、日常の教育相談活動を充実させる。そして児童に寄り添う教師になり、信頼関係のある学級経営を目指す。

⒉ チーム学校の一員となり学校教育に貢献する  
(本論2)
(論)とは理論。
  校長のリーダーシップの下、学校全体で児童の人間形成に携わる。心理的成長や社会性を育むため社会に開かれた学校として、団結することが必要である。
(例)とは事例。
 1の例は学習ボランティア、2の例は教育実習のように、違う例にする。両方とも教育実習にはしてはいけない。
教育実習では、児童の抱える問題や家庭環境を、教師間の情報共有することを学んだ。さらに、深刻な問題においては、関係機関との協力が大切だと知った。
(策)とは教師になった時にしたいこと。
 教師になった際、同僚や上司と積極的にコミュニケーションを取り、学び続ける姿勢を持ち続ける。そしてチーム学校の一員として即戦力となる教師を目指す。
(結論・決意表明) 
 以上の2点を実践し、〇〇市の教員として、やりがいを持ち、未来を生きていく児童を育てていく。児童に寄り添い、毎日笑顔で共に喜びを分かち合える教師になる覚悟である。

 

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